根拠がわかる注射のための解剖学

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著者 佐藤 達夫
ジャンル 医学
介護・一般
出版年月日 2021/07/20
書店発売日 2021/07/23
ISBN 9784899964445
判型・ページ数 A4・116ページ
定価 4,840円(税込)
在庫 在庫あり
内容紹介

リアルで明解なイラストと剖出写真で、
注射、採血の解剖学的背景を徹底解説!!

医療技術行為の大半は被験者にとって侵襲的であるため、
十分な局所解剖学的背景を理解したうえで行うことが大切です。
本書は、解剖学のオーソリティーである佐藤達夫先生が、
医療現場で実施される頻度の高い注射・採血の解剖学的背景を、
実際の剖出写真や明解なイラストを用いて解説しています。

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CONTENTS


Lecture1 静脈注射・採血

どの静脈に注射すれば安全か?

  • 穿刺部位としてよく用いられる肘窩の皮静脈
  • 皮静脈の走行──手背側の静脈網がよく発達
  • 皮静脈の走行には、豊富なバリエーションがある
  • 皮下の静脈と神経は近接して走っている
  • 皮神経の枝の数が多いのは、肘窩の内側
  • EVIDENCE尺側皮静脈の周辺・前面(浅層)には、多数の皮神経の枝が走行
  • 逆三角形をイメージし、その奥を走る動脈・神経に注意
  • 深く刺すと上腕動脈や正中神経を傷害する
  • 肘窩の断面からもわかる、推奨される注射部位
  • 皮下の “細い動脈” に刺入してしまう危険性
  • 皮下の “深い動脈” に刺入してしまう危険性

Advanced Lecture肘窩の解剖

  • EVIDENCEまれにみられる、“浅い” 前腕の動脈変異にも注意!
  • Column“血管” といえば、静脈のこと?
  • Column橈側皮静脈と尺側皮静脈、その名の由来は?
  • 手クビ近くの静脈穿刺は安全?
  • 穿刺する候補は橈側皮静脈
  • タバチエールと周囲の解剖
  • STUDY橈骨動脈が手掌に戻る際に通る隙間
  • タバチエールに穿刺する際は十分に注意!
  • STUDY背側ではよくみえる、手クビの腱

Advanced Lecture手クビまわりの橈骨動脈の走行

  • Column上腕伸側への静脈注射

Check!足クビへの静脈注射──穿刺に適しているのは内側? 外側?

  • STUDY伏在神経は、大腿前面から足クビまで達する唯一の神経

Lecture2 皮下注射

皮下注射の際は、橈骨神経の走行に注意!

  • 橈骨神経は腕神経叢の最も大きな枝
  • 橈骨神経は腋窩後壁の三角隙を通る
  • “回旋” する腋窩神経に対して橈骨神経は “らせん” 状
  • 橈骨神経は筋間中隔を貫いて後ろから前へ下行する
  • 筋間中隔の貫通部が注射時の“ウィークポイント”
  • 上腕伸側への安全な注射部位とは?

Check!外側上顆より4横指上方に注意!

  • POINT肘頭が術者に向くと橈骨神経を損なわない
  • EVIDENCE皮下脂肪は、男性より女性の方が厚い

Advanced Lecture橈骨神経のらせん状の走行

  • 皮下注射で影響を受ける橈骨神経の支配枝
  • 三角筋の表面部への皮下注射
  • NOTE上腕の皮神経は大きく分けて2パターン
  • STUDYインスリン注射の適切な部位

Lecture3 筋肉注射:殿筋

殿部への安全な注射部位は?

  • 主な神経の通り道となる、2つのあな(孔)
  • 殿筋は、大・中・小の三層構造
  • 中殿筋への注射で保護したい上殿神経
  • 人体で最も長く太い、坐骨神経の走行
  • Columnヒトの殿筋が発達しているのはなぜか?
  • 神経を損傷しない、安全な刺入位置はどこ?
  • Column“クラークの点”のクラークとは?
  • Column現在は注射禁忌! グロスの三角

Advanced Lecture殿筋の三層構造と神経の走行

Check!神経を損傷してしまったら、どのような影響があるのか?

  • 2本の神経から構成される坐骨神経
  • 脛骨神経、総腓骨神経の特徴
  • 梨状筋との交差形態は3パターン
  • 脛骨神経と総腓骨神経の重なり方
  • 上殿神経損傷の影響
  • Column注意したい、注射針の “刺入深度”1
  • Column注射針が腸骨を貫通すると危険!

Check!小児への筋肉注射で適切な部位は?

  • 殿部・三角筋は適さない
  • 適しているのは大腿前側
  • EVIDENCE大腿筋群の重さの比較
  • EVIDENCE大腿四頭筋で “いちばん重い”のは、外側広筋
  • 大腿四頭筋の構造
  • 大腿四頭筋を支配する大腿神経
  • 大腿への適切な注射部位は?
  • 外側広筋への注射部位
  • NOTE大腿四頭筋硬縮症に注意

Lecture 4 筋肉注射:三角筋

肩峰から3横指下に注射すると “危険”?

  • 頸から起こり、“後ろから前へ”回る腋窩神経
  • 腋窩神経は1つの隙間から4つの枝へ分かれる
  • 肩峰から “3横指下” は本当に安全か?
  • 腋窩神経の主枝は、肩峰から “ほぼ3横指下を通る”
  • 推奨される注射部位は“正三角形” の内部

Advanced Lectureその他に推奨される注射部位

  • Column三角筋の上方へ注射すると…

Check!刺入時の注意点1──三角筋前方への刺入

Check!刺入時の注意点2──後上腕回旋動脈

  • 三角筋はでこぼこした大きな筋肉
  • 上部、中間部、下部で厚さと固さが異なる三角筋
  • Column注意したい、注射針の“刺入深度”2
  • EVIDENCE三角筋は、上肢においては上腕三頭筋に次ぐ大きな筋である
根拠がわかる注射のための解剖学

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